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| 第1章 エンジニアはなぜ、転職しなければいけないのか |
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| 年功序列の給与体系がなくなった、ということは、ただ続けて働いていても給料は増えない |
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もう、ほとんどの方がご存知の通り、世の中の給料体系から、年功序列型の制度がどんどん撤廃されています。つまり、ただ同じ会社で勤め続けても、月給は上がらないということになります。「個人の実力に見合った報酬を」という成果主義が台頭してきた結果ですが、これは、人の生活を考えると、大きな矛盾を抱えています。
というのは、人は、年を取ると、それだけ多くの収入が必要になる、ということです。若い頃は一人で、また安いアパートで暮らしていてもまったく問題はありません。しかし、配偶者を得て、子供が出来、そして成長してくると、養育費の負担がどんどん増えてきます。特に、近年急激に高騰している教育費は、本当に頭の痛い問題です。
さらに、それだけではありません。自分が年を取るということは、親が年を取るということですから、その面倒を見る必要が出てきます。介護にかかる負担は肉体的、精神的なものだけではなく、経済的にも大きなものになります。
また、近年の年金問題を見れば、将来、自分が引退した時に、十分な年金が得られる保証もなくなってきています。そのための貯蓄をしていくために、今の収入で十分でしょうか?
まだまだ問題はあります。年を取れば、体も痛みます。病気や怪我にかかる治療費も必要になります。年齢を重ねるにつれ、交際関係が広くなりますが、それに伴う出費もかさんできます。当然ながら、生活レベルを向上したいという欲求を満たしていく必要も出てきます。
このように、年齢に応じて、収入が増えなければいけない現実は変わらないにも関わらず、それを支える年功序列型の給与体系がなくなってしまった今の状況は、実は思ったより危機的な状況なのです。
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